G00早送りとG01直線切削:同じ直線に見えても違う理由
G00とG01の違いを、速度、経路の形、モーダルの性質、安全高さの観点から説明します。フライスの例で、アプローチ・切込み・切削・退避の順序を経路図とあわせて読む方法をまとめました。
命令の意味だけでなく、アドレス値が工具経路をどう変えるかを合成NCと検証済み図で確認します。
Gコードの解説はインターネットに数多くありますが、アドレスを一つ変えたときに経路がどう変わるかまで見せる資料は多くありません。ここにある記事はすべて、説明のために新しく作った短いNC例を中心に、その例をCNC Path Analyzerのエンジンで解釈した経路図を一緒に載せています。図は手描きの挿絵ではなく、ページを作るたびにエンジンが計算し直した結果なので、本文の数値と図が食い違えば公開前の検査で弾かれます。
各記事は指令の意味を並べるだけでなく、現場で実際に迷いやすい点(同じ文字Uが行ごとに別の意味になるG71、直径と半径が混ざる旋盤のX、Fとピッチが結び付いたタップサイクルなど)と、自分で試せる計算を一緒に扱います。
例は特定の部品や顧客の図面とは関係のない合成プログラムで、素材の固定、工具長、オフセットは定義していません。概念を確かめる目的でツールに貼り付けて経路を動かしてみるのはかまいませんが、実際の設備ではその機械のマニュアルと試運転の手順に従ってください。内容の誤りを見つけたらお問い合わせページからお知らせください。確認のうえ、修正履歴とともに反映します。
G00とG01の違いを、速度、経路の形、モーダルの性質、安全高さの観点から説明します。フライスの例で、アプローチ・切込み・切削・退避の順序を経路図とあわせて読む方法をまとめました。
G02(時計回り)とG03(反時計回り)を平面選択とあわせて判別する方法、R指令の180度問題とI・J・Kによる中心指令、全円加工を、フライスの例と経路図で説明します。
CNC旋盤プログラムのX値が半径ではなく直径を意味する理由、画面の図では半径で表示される理由、U・Wのインクリメンタル指令とG18のZX平面を、面取りの例で説明します。
G90アブソリュート指令とG91インクリメンタル指令の違い、インクリメンタルモードが役立つ繰り返し加工、モードを戻し忘れて起きる事故を、四角形の例と座標追跡の表で説明します。
FANUC系旋盤のG71外径荒加工サイクルを2ブロック形式で説明します。切込み量、逃げ量、仕上げ代、形状ブロックの書き方の規則、よくあるアラームの原因を、実際の経路図とともにまとめました。
G70仕上げサイクルがG71・G72・G73のP〜Q形状ブロックをどのように読み直すのか、形状内のF・Sがいつ適用されるのか、工具交換を挟む実務の手順を、円弧を含む例で説明します。
G72端面荒加工サイクルをG71と比べていつ使うのか、1行目のWがZの切込み量になる理由、形状ブロックを端面から内側へ書く方法と工具の選び方を、フランジの例で説明します。
G76複合形ねじ切りサイクルの2ブロック形式を、M24×2メートルねじの例で解説します。谷径とねじ山の高さの計算、最初の切込み量と切込み回数の関係、開始位置の余裕を経路図とともに扱います。
マシニングセンタのG83ペックドリリングサイクルを3穴の例で説明します。Qの切込みと切りくず排出、R点と初期点の違い、G98・G99の復帰の選び方、G73との違い、旋盤のG83でRの意味が変わる点を扱います。
マシニングセンタのG84タップサイクルでF = S × ピッチの関係を必ず守らなければならない理由、フローティングタップとリジッドタップ(M29)の違い、タップ穴の深さとR点の設定を、M8×1.25の3穴の例で説明します。
マシニングセンタのG41(左側)・G42(右側)工具径補正を進行方向基準で判別する方法、D番号と補正量、補正のスタートアップ・キャンセルブロックで起きる過切削とアラームを、四角形の輪郭の例で説明します。
機械座標とワーク座標の関係、G54〜G59のワーク座標系を選ぶ意味、複数のバイスで同じプログラムを繰り返す方法と、オフセットを選び間違えたときに起きる事故を例で説明します。
旋盤のG96周速一定制御がXの直径に応じて回転数を変える計算、G50最高回転数制限が必要な理由、ねじ・ドリルでG97に戻すべき場合を、端面加工の例で説明します。
旋盤のG99回転当たり送り(mm/rev)とG98毎分送り(mm/min)の違い、2つの単位の換算、マシニングセンタのG94・G95との対応、単位の取り違えで起きる事故を例で説明します。
M98でサブプログラムを呼び出しM99で戻る構造、P番号と繰り返し回数L、インクリメンタルのサブプログラムで同じ溝を複数の位置に加工する方法、呼び出しエラーの種類を例で説明します。
旋盤の外径2パスの例で、切削時間 = 距離 ÷ 毎分送りの計算、回転当たり送りの換算、早送りや工具交換のような非切削時間、シミュレーション時間と実際のサイクルタイムが違う理由を説明します。